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今回はアメリカと日本のオーディションの違いについて、
詳しくお聞きしました!

Moeko:アメリカと日本のオーディションの違いってあるのかな?

Mari:アメリカ人は本番に強いなって思います。
みんな自信がそれぞれにあって、自分の強みをしっかり分かっているので
他人と比べて自信を失うってことは私が見ている限りではあまりないですね。
特にオーディションは自分を見てもらえるチャンスなので、
そういう時に自分の特徴をパンっと出せる人が多いですね。

Moeko:なるほど。
私が見てきた日本のスポーツチアのオーディションでも
本番に強いな、って思える人は少なかったなぁ。
そういった部分は受験前に鍛える必要があったと思うけど、Mariはどう訓練したの?

Mari:そうですね、来たからにはやるしかないっていう感じでしたね。
他人と比べても仕方がないので、、、
受験者にはリカちゃん人形みたいな見た目の方もたくさんいますし。
見た目が違うからといって自信を失わずに、
自分のできることは120%で、不得意なことも少なくとも平均値まではもっていけるように心がけました。

Moeko:まずはやるべきダンスや、必要なテクニックを確実にできるようにするってことだね。

Mari:あとは練習の時にメンバー同士で見合ったりするので、
そういう時には力を発揮できるようにしてますね。
ベテランから良いフィードバックをもらえると、他の人の印象にも残るので。
これは自分としても外さない様にしているポイントですね。

Moeko:練習の中でもメンバー同士やディレクター、スタッフなどにアピールできるってことだね。

Mari:そうですね。

Moeko:アメリカと日本の踊り方が違うから、
それに対応する必要があるっていう話も聞いたことがあるけど、
その前に、まずは自分ができることをきちんとする必要があるってことなのかな。

Mari:そう思います。
ただ、アメリカ人が得意な動き、ボディロールとか腰の低い動きとかはありますね。
私は日本ではあまりやっていなかったので、オーディションに備えて練習しました。
チームのSNSやyoutubeをチェックして、必要であれば身に着けることが大切だと思います。


Moeko:なるほど。
Mari自身がアメリカのオーディションだからって何かを大きく変えたってことはないんだ。

Mari:そうですね、ただ私はチアリーディングからスタートしていて、
アイソレーションとかボディロールとかは苦手だったので、そこは頑張りました。
こっちの人ってダンスしてない一般の人でもできちゃうんですよね(笑)
小さい子供とかでも。
ダンスパーティが多いからそこで自然と身に付いちゃうのかな。

Moeko:ウンウン。

Mari:アピールという点では、ディレクターに手紙を書いたり、
振付師の人にプライベートレッスンお願いできないか聞いてみたり、
あとはチームのスポンサーのヘアサロンを調べてそこに行ったりしましたね。

Moeko:へー!

Mari:そこでヘアとメイクやってもらいました。
やっぱりチームとの繋がりがあるので、こういう子が来たよーってことが伝わってたみたいですね。
あとはベテランの人が頼むオーディション衣装のお店に連絡したり。

Moeko:すごいね、かなり色々と。

Mari:気付いたらやってました(笑)

Moeko:うんうん。それって本当に大事なことだと私は思う。
ダンスうんぬんの前にまず必要なこと。

Mari:私もそう思います。

Moeko:その辺りを今コラムで書いてるんだけど。
合格する為の準備っていうと、見た目とダンスに重きをおいてしまう人が多いのかな、
と感じるところがある。
本当は他にもやらなきゃいけないことがたくさんあるんだよね。

Mari:そうですね。

Moeko:どれだけチームに入りたいかっていうアピールはすごく大事で、
大きな評価ポイントになるんだけど、その辺りについては情報が意外と発信されていないんだよね。
実際、審査側として、そこがもったいないな、と思うことも多かった。
例えば200人くらい受けに来たオーディションのことを思い返すと、
とにかく印象に残らないと審査の話し合いの中であがってこないんだよね。
だから自分のアピールが大事、っていう点では
アメリカも日本も一緒なのかなって今の話聞いて思いました。

Mari:うんうん。

Moeko:その辺りMariにももっと発信してほしい!

Mari:わかりました!!

次回が最終回。
メンバーとしてMariさんが心がけていること、
そして変化するアメリカのチアリーダー界についてお聞きしています。

どうぞお楽しみに!