「チアリーダーを憧れの職業にしたい」
10年前に私の頭の中に浮かんだフレーズ。
これがここ数年で<夢>から<目標>に変わってきていることを最近強く感じています。
私がチアを始めた20年前はチアリーダーという職業はなかった。
それが今では、スポーツのチアリーダーやキッズチアの先生やチアチームのディレクター、振付師などたくさんのお仕事があります。
チアスクールの生徒たちも「プロのチアリーダーになりたい」「チアの先生になりたい」と当たり前に言う時代。
実際チアスピリットが運営しているチアスクールでも、小さい時から通っていた生徒が今は先生になっているので、それはとても嬉しく、そんな時代になったんだ〜と月日の流れをしみじみ感じてしまいます(笑)
これも偉大な先輩方たちがチアリーダーというものを日本に根付かせてくれたから。
良い形でこれからもチアが続いて行くように地固めに奔走する毎日ですが、そう遠くないうちに「目標」が「現実」になると思っています。
さて、本題に入りますが、チアとしてのお仕事を頼まれた時、みなさんはどの様に返事していますか?
「チアリーダーとしてパフォーマンスしてほしい」
「振付をお願いできないか」
そんな依頼が来た時にどう答えますか?
その返答の仕方で、その後どう仕事に繋がっていくかが大きく変わります。
◆NGの返答例◆
まずはこんな返答はあまり好ましくないよ…という例から。
矢印(→)のあとに書いてあるのは、私が仕事を依頼した立場だとしたら思うことです。
1)スケジュールが分からないので、調整してご連絡します。
→曖昧で、仕事を引き受けたいのかそうでないのか分からない。遠回しに断られているようにも思う。
2)私にできるのでしょうか?
→できると思っているので依頼している。できないと思うのであれば、できるように頑張る姿勢を見せてほしい。
3)チアリーダーなので***は難しいです。
→実際に私が経験した話。ビーチバレーの試合のハーフタイムで、ビーチの砂の上でパフォーマンスをすることは可能か?と聞かれた。
それまでも何チームかにオファーしたけど、「靴を履かないと踊れないので難しい」と断られたとのこと。
私自身も経験はなかったが、素敵な出演のお話だったので引き受け、裸足でパフォーマンスすることにした。
もしあなたが仕事をお願いする立場だとしたら、こんな風に返答する人にお願いしますか?
では、どういう人にお仕事をお願いしたいと思うのか。
それは仕事を受ける「意思がある」かどうかはっきり伝えてくれる人です。
自分がそのお仕事をやってみたいと思うのであれば「ぜひやりたいです!」とまず伝えること。
スケジュールの調整などはその上できちんと話をすれば良いのです。
やりたい意思があったがスケジュールが合わなかった場合でも良い印象は残るので、また次の依頼の時に「前回はスケジュールが合わなかったけど、今回も依頼してみよう」と思ってもらえる可能性が上がります。
では先ほどの例はどう答えれば良いのでしょうか?
◆OKの返答例◆
1)ぜひ出演したいです。
リハーサルは全日参加できますが、当日は12時まで他のお仕事があるので、会場入りが早くても13時になります。一度時間について確認して、今週の日曜日までにご連絡致します。
→明確なので、依頼側も返答しやすい。以下の様に調整ができます。
「当日は10時入りが必須なので、調整可能であればぜひお願いします。土曜日までにお返事頂ければ助かります。」
「リハに全日参加できるのであれば、当日は13時入りで大丈夫です。」
2)ご依頼をぜひお受けしたいです。
**(具体的な内容)は未経験ですが、友人に専門としている方がいるので彼女に協力してもらい、振付を完成させます。
→できない事が明確で、それをカバーする姿勢が見えるので信頼がおける。
3)大人は砂の上で裸足でできると思います。子供は観客席のこの部分か舞台上でパフォーマンスさせて頂くことは可能ですか?
→できることと、そうでない事が明確。
自分に依頼が来たお仕事は大小に関わらずチャンスと考えてみて下さい。
大きなお仕事はある日突然やってくるのではなく、様々なチャンスを掴んで来た人に回ってくるものです。
大切なことは「やりたい!」という気持ちをまず伝えること。
そして、自分でできることは全てやって、お仕事の依頼に対して120%の意気込みで取り組む姿勢を見せること。
この2つを意識してお返事することで後々の仕事の広がりが変わってくるはずです。
Moeko
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