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キッズチアを教えるインストラクターの皆さんから一番いただく質問は
どうやってダンスを作ったら良いですか?

子供たちが楽しく踊れて、
さらに見ている人が楽しめるダンスの作り方について、

今まで3歳~大人まで
数人から数百人の規模のチアパフォーマンス作りを手がけてきた経験から
いくつかのポイントをお伝えします!

どこから考えはじめる?

ダンスを作る時にみなさんはどこから考え始めますか?

「曲の初めから考える」
「サビを先に考える」
「フォーメーションから考える」
など、色々な方がいると思います。

私も指導を始めた頃は、曲を決めた後にすぐに振付に入っていました。

曲のイメージでパッと振付が思い浮かぶ時もありますが、
何曲も並行してダンスを考える時など
なかなか振付が進まないことがよくありました。

才能のある方は振付けが「空から降ってくる」=自然と思い付く
と言いますが、残念ながら今まで私には片手で数える程しか降ってきたことがありません(笑)

そんな私でも、楽しく素敵なダンスを作りたい!
と、振付けが得意な方や経験豊富なアメリカのコーチなどに聞きながら勉強し、
一つの結論に辿りつきました。

それは<全体イメージ>を一番最初に考ること。

つまり、全体の構成からスタートする、ということです。

まず考えるのは、どんな場所で踊るのか?

屋外なのか、屋内なのか。
スポーツの試合なのか、発表会なのか。
芝生なのか、コンクリートなのか、体育館の床の上なのか。

例えば、サッカーの試合でパフォーマンスするとします。
サッカーは雨が降っていても試合は中止にならないことが多いので、その中でパフォーマンスをすることもあります。
それが想定できていれば、スプリットや下に座ったり背中を床につける様な振付けは入れませんよね。

観客はどこにいる?

次に考えるのが、観客がどこにいるのか?

前だけにいるのか、左右にもいるのか、360度から見られているのか。
自分たちと同じ高さにいるのか、上にいるのか、下から見ているのか。
観客と自分たちの距離はどれくらいなのか。

<踊る側の目線>
ではなく、
<見る側の目線>
を想像して考えます。

360度にお客さんがいるのであれば、前だけではなく色々な方向を向いて踊った方が見ている人は楽しい。
お客さんが遠くにいるのであれば、フォーメーションを広くとり、大きな振付をした方が効果的。
逆に近ければ、細かい振付を入れても楽しい。

この様に、まずは大きな視点からスタートすることが大切です。

そしていわゆる<ダンスの振付>をするのは実はもっと後なんです。

次回に続きます!

このコラムを書いた人
Moeko Shimadaプロフィール